【 メモリアルムービーコラム 】
メモリアルムービーやお葬式に関するお役立ち情報などを掲載しております
業者に頼む?自分で作る?
メモリアルムービーの作り方と選び方ガイド
Topics
メモリアルムービーはどんなもの?
1. メモリアルムービーを業者に依頼する場合
2. メモリアルムービーを業者に依頼する場合の注意点
3. メモリアルムービーの選択のポイント
〇メモリアルムービーはどんなもの?
大切な人が旅立ったとき、遺された私たちはどうしても何か「その人のためにできることはないか」と考えます。
そんなとき、多くの家族が選ぶひとつの方法が「メモリアルムービー」を作ることです。
写真と音楽を使って、故人の人生を振り返り、想いを形にする──それは悲しみのなかにいる私たち自身をもそっと癒してくれる大切な作業です。
けれど、いざ「メモリアルムービーを作ろう」と思ったとき、必ずと言っていいほどぶつかるのが、
「業者に依頼した方がいいのか?それとも自分たちで作った方がいいのか?」という悩みです。
本記事では、それぞれの選択肢の違いと特徴、実際の作り方、選び方のポイントまでを
一歩ずつ丁寧にガイドしていきます。
1.メモリアルムービーを業者に依頼する場合
メモリアルムービーをプロの手に委ねる安心感
業者にメモリアルムービー制作を依頼する最大のメリットは、何よりも完成度の高さです。
プロの映像編集者は、限られた写真の中からストーリー性を持たせ、自然な流れと美しいレイアウトで仕上げてくれます。
また、写真の色補正、映像に合わせたフェードイン・フェードアウトの動き、音楽とのリズム調整など、細やかな技術が施されるため、
上映した瞬間、場にいるすべての人の心を静かに打つ映像になります。
さらに、葬儀準備でただでさえ時間も気力も限られている中、
素材(写真やコメント)をまとめて送るだけで、ほとんどの作業を代行してもらえる点も大きな魅力です。
2.メモリアルムービーを業者に依頼する場合の注意点
あたりまえですが、メモリアルムービーは費用がかかります。
一般的には3万円〜10万円程度が相場ですが、オプション(ナレーション追加、特急仕上げなど)を選ぶとさらに上がることもあります。
また、制作には数日から1週間程度かかるため、急ぎの依頼には対応できない場合もあります。
業者選びも慎重に行う必要があります。
「格安」とうたう業者も増えていますが、安さだけで選ぶと、画質が悪かったり、音楽の権利処理が甘かったり、
最悪の場合、上映当日に再生できないトラブルが起こることもあります。
信頼できる葬儀社から紹介を受けるか、口コミや実績をしっかり確認して依頼することが大切です。
メモリアルムービーを自分で作る場合
手間をかけるからこそ伝わる想い
一方で、自分でメモリアルムービーを作るという選択肢もあります。
この方法の最大の魅力は、想いをダイレクトに込められることです。
故人との思い出をひとつひとつ辿りながら、写真を並べ、言葉を添え、音楽を選ぶ──そのすべての作業が、
遺された家族にとってかけがえのない「心の整理」の時間になります。
また、費用もほとんどかかりません。
パソコンに標準搭載されているソフト(Windowsなら「フォト」、Macなら「iMovie」)を使えば、無料で完成させることができます。
スマホアプリ(Canva、VLLO、InShotなど)でも手軽に制作できるので、パソコンが苦手な方でもチャレンジできる時代になりました。
しかし、ここにも注意点があります。
まず、作業に時間と労力がかかること。
写真選びから始まり、並べる順番を考え、テロップを入れ、音楽を設定し、映像の長さを調整し、
最後にはファイル形式をチェックしてDVDやUSBに出力する必要があります。
慣れない人にとっては、予想以上に大変な作業量になるかもしれません。
また、失敗できない大切な本番に向けて、再生機材との相性確認をしておくことも絶対に欠かせません。
式場によってはDVDしか受け付けない、あるいはUSBメモリだがファイル形式に制限がある、などルールが異なります。
メモリアルムービーは事前に式場に問い合わせて、確実に上映できる形に仕上げましょう。
3.メモリアルムービーの選択のポイント
「心」と「状況」を見極める
業者に頼むか、自分で作るか──最終的に選ぶべきなのは、
単にコストやクオリティではなく、「今の自分たちの心の状態」と「式までの時間・状況」です。
もし、葬儀まで時間がなく、気持ちも体力も限界に近いなら、業者に頼んで負担を減らすことは決して悪いことではありません。
プロに託すことで、自分たちは故人を静かに偲ぶ時間を確保できるのです。
逆に、少しでも故人のために何か自分の手で作りたい、手を動かすことで気持ちを整理したい、という想いが強いなら、
多少大変でも自作に挑戦する価値は十分にあります。
たとえ完璧な映像でなかったとしても、「自分たちで作った」という事実そのものが、
大きな慰めと誇りになるでしょう。
メモリアルムービーはどちらを選んでも、そこに“想い”がある
メモリアルムービーとは、技術的に「うまくできたか」ではなく、
どれだけ故人への想いを込められたか、どれだけ故人を愛おしく振り返る時間を過ごせたかが大切です。
業者に頼む選択も、自分で作る選択も、どちらも間違いではありません。
あなた自身と家族が納得し、心から「これでよかった」と思える方法を選んでください。
スクリーンに映し出された懐かしい笑顔や、思い出の曲が流れるそのとき、
きっとあなたの心には、悲しみだけではない、深くあたたかいものが満ちてくるはずです。
それこそが、メモリアルムービーが持つ、本当の力なのです。