【 メモリアルムービーコラム 】
メモリアルムービーやお葬式に関するお役立ち情報などを掲載しております
心に残るお別れを
メモリアルムービーで伝える“ありがとう”
古希(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)などの長寿祝いに、心のこもったメモリアルムービーをプレゼントするのはいかがでしょうか。
家族の思い出や感謝の気持ちを映像にまとめることで、特別な一日をより感動的に演出できます。
Topics
変わりゆくお別れのかたち
1. メモリアルムービーとは?どんな役割があるのか
2. 「ありがとう」を伝えるために──映像だからこそ伝えられる想い
3. メモリアルムービーの作り方
4. 自作?プロ依頼?それぞれのメリットとデメリット
5. 実際に上映するタイミングと演出例
6. グリーフケアとしてのメモリアルムービー
〇変わりゆくお別れのかたち
かつてのお葬式といえば、厳かで静かなものでした。
しかし近年では、故人の人生を“その人らしく”見送るという考え方が広がり、葬儀のスタイルも少しずつ多様化しています。
ナレーションや音楽、映像などを使いながら、思い出を語り合う「温かい時間」が重視されるようになってきました。
その中でも特に注目されているのが「メモリアルムービー」です。
それは、ただの映像ではありません。
大切な人との記憶を、感謝の気持ちとともに映像で綴る“心のアルバム”です。
1.メモリアルムービーとは?どんな役割があるのか
メモリアルムービーとは、故人の生涯を写真や映像、音楽、時にはメッセージなどで構成し、葬儀の場で上映する短編ムービーです。
長さは一般的に3分〜10分程度。
形式はさまざまで、写真のスライドショーに音楽をのせたシンプルなものから、ナレーション付きでストーリー性のあるものまであります。
メモリアルムービーの主な役割
故人の人生を振り返るために
写真や映像を通じて、故人の人柄や歩みを皆で思い返す時間になります。
感謝や想いを届けるために
生前に伝えきれなかった「ありがとう」「大好きだったよ」を映像を通して形にできます。
会場の雰囲気を和らげるために
しんみりとした空気の中でも、微笑ましい思い出が流れることで、穏やかなお別れの空間が生まれます。
家族・親族・友人の心の整理を助けるために
“ちゃんと送れた”という実感は、悲しみを癒す第一歩になります。
2.「ありがとう」を伝えるために──映像だからこそ伝えられる想い
「ちゃんと感謝を伝えられなかった」
「もっと話せばよかった」
お別れの場では、多くの人がそんな後悔を口にします。
でも、たとえ直接伝えられなかったとしても、思い出の写真を並べながら「この瞬間があってよかった」と思えたとき、その感謝の気持ちはきっと届くはずです。
映像には“言葉にならない気持ち”を伝える力がある
写真1枚が、心の奥に眠っていた記憶を呼び起こすことがあります。
音楽が流れるだけで、懐かしさがこみあげて涙がこぼれることもあります。
映像は、その人の存在を「今ここに感じさせてくれる」手段でもあるのです。
3.メモリアルムービーの作り方
「感情的になってしまって、準備なんてとても…」
そんなふうに感じる方も多いかもしれません。
でも大丈夫です。難しいことはありません。
いちばん大切なのは、“うまく作る”ことよりも、“心を込めて作る”ことです。
① 写真や動画を選ぶ
まずは故人の写真や動画を集めましょう。
特別な瞬間だけでなく、日常のひとコマも大切な思い出です。
幼少期や学生時代の写真
結婚式や家族旅行
日常のスナップ写真
手書きの手紙や作品
少しずつ見返しながら選ぶ時間自体が、心を癒してくれるはずです。
② 音楽(BGM)を選ぶ
音楽は映像全体の雰囲気を決める大切な要素です。
故人が好きだった曲や、家族にとって思い出深い曲を選ぶのがよいでしょう。
※著作権に注意が必要です。
商用上映の場合はフリー音源や著作権クリア済の音楽を使うと安心です。
③ 構成を考える
流れとしては
オープニング:故人の名前・享年・一言メッセージ
人生の振り返り:幼少期→青春時代→家族との日々
エンディング:「ありがとう」の言葉や花の映像など
時系列で並べるのもよし、テーマ別に分けるのもありです。
④ 編集する
映像編集は、自分で行うこともできますし、プロに依頼することもできます。
自作:スマホの動画アプリ(iMovie、CapCutなど)やPCソフトを使って編集
業者依頼:3万円〜5万円ほどが相場。希望に合わせて構成してくれます
4.実際に上映するタイミングと演出例
自作
コストを抑えられる
自分の想いをそのまま込められる 時間と労力がかかる
完成度に差が出る可能性
業者依頼
短時間で高品質に仕上がる
希望に沿った構成が可能 費用がかかる
内容の調整に時間がかかる場合も
※自作でも、テンプレートを使えば比較的スムーズに作れます。
最近では、簡単に使えるオンライン編集サービスも増えています。
5.自作?プロ依頼?それぞれのメリットとデメリット
メモリアルムービーは、以下のようなタイミングで上映されることが多いです。
通夜式の開式前や終了後
告別式での献花の前
精進落とし(会食)のとき
お別れ会や四十九日など法要の場
会場のモニターやプロジェクターを使って上映するのが一般的です。
あえて上映の前に「映像をご覧ください」と声をかけることで、場が自然と集中し、感情の共有が生まれます。
6.グリーフケアとしてのメモリアルムービー
メモリアルムービーは単なる演出ではありません。
それは、「心の整理を助けるツール」でもあります。
喪失感に向き合う時間を持てる
家族で思い出を語り合うきっかけになる
子どもや孫が故人の人生を知るきっかけにもなる
「ちゃんと見送れた」「ありがとうを伝えられた」
その実感は、悲しみから立ち直るための大切な第一歩になるのです。
大切な人とのお別れは、いつだって辛く、寂しいものです。
でもその時間が、少しでも温かく、やさしいものになれば…
そう願う人はきっと多いはずです。
メモリアルムービーは、「さようなら」ではなく「ありがとう」と伝えるための手段。
そして、悲しみの中にも“あたたかい光”をともしてくれる存在です。
メモリアルムービーは完璧じゃなくていい。
思い出の写真一枚、やさしい音楽一曲、それだけで十分です。
あなたの気持ちが込められていれば、きっとそれは心に届く“最高の贈り物”になります。